精密機器などを製造する三共製作所が、3年前にオープンさせた三共工作機械資料館。
ここには世界中から集められた貴重な機械が展示されています。
三共製作所 中川絢未さん:工作機械は、機械を作るための機械です。こちらの資料館にあるのは17世紀から20世紀にかけて使われていた工作機械で、ほとんどが海外製のものになります。
なかには1600年代に使われていたという木でできた機械も。
三共製作所 中川絢未さん:こちらは17世紀の木工旋盤という機械です。このように木製の機械が腐らずに残っていることは大変珍しく、貴重なものになります。
そしてこの資料館には、およそ100年前に世界で初めて大量生産された自動車、T型フォードも展示されています。
「世界初の大衆車」として有名なT型フォードですが、車を作るための工作機械が発展したことにより、この車を大量生産できるようになったそうです。
その後も自動車産業の発展には工作機械の進歩が大きな役割を果たしてきました。
三共製作所 中川絢未さん:近代工業の発展をリードしてきた工作機械を大切に保存し、次の時代へ受け渡していきたいという思いから資料館を設立しました。この資料館を通して工作機械について知ってもらい、少しでもモノづくりについて興味を持っていただけたら嬉しいです。
資料館の見学は事前予約制。みなさんもモノづくりの歴史を感じてみてはいかがでしょうか。
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■三共工作機械資料館
住所:菊川市本所2290
(2024年3月16日放送)
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