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能登地震1.1:仮設で作る、新たな漆器 被災機に、独立決めた輪島塗職人の夫婦 仲間から道具譲り受け - 毎日新聞

仮設住宅で仕事仲間から譲り受けた漆塗り用のへらを調整する諸石健太郎さん=石川県輪島市で2024年2月28日午後4時21分、野田樹撮影
仮設住宅で仕事仲間から譲り受けた漆塗り用のへらを調整する諸石健太郎さん=石川県輪島市で2024年2月28日午後4時21分、野田樹撮影

 能登半島地震で工房を失った石川県輪島市の漆器職人の夫婦が仮設住宅から再起の一歩を踏み出した。一念発起して、勤めていた漆器店から独立し、自前のブランドの漆器制作に注力することにした。仮設住まいのためできる作業は限られているが、再興を信じて前を向く。

 日本海に面した多目的広場に完成して間もない仮設住宅には、諸石健太郎さん(41)、優子さん(41)夫妻と、長女夏紬羽(なつは)ちゃん(1)の一家3人が暮らす。2DKの間取りの一角には、収納ボックスの上に木の板を載せた小さな漆塗りの作業台があった。2月下旬に入居してからまだ間もないが、優子さんは「できることから始めてみようと思って」と語った。

 健太郎さんは神奈川県、優子さんは茨城県の出身で、それぞれ2007年と06年、輪島塗の担い手を養成する石川県立輪島漆芸技術研修所に入った。健太郎さんは「デザインを学んでいた大学時代に見た漆器の質感に魅せられ、技術を身に付けたいと思った」と話す。

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