こんにちは！ 元イタリアン料理人、現役専業主夫料理人パパイズムです。
春キャベツが安くて美味しい季節です！ というわけで今回ご紹介するレシピは、最近ハマっているワンパンパスタに、
旬の春キャベツをたっぷり入れた「春キャベツのガーリックワンパンパスタ」。にんにくと唐辛子を効かせてペペロンチーノ風に仕上げます。
春キャベツは他の時期のキャベツに比べ、やわらかくて甘いのが特徴です。しかも青臭さが少ないので、麺が具材の風味をたっぷり吸い込むワンパンパスタにもぴったり。ここでは、その春キャベツを少し焦げるほど炒め、甘さだけでなく香ばしさもプラスしました。
麺が春キャベツの甘みとソーセージのうま味を吸い込んで、調味料は塩だけですが絶品のパスタになりますよ。
ちなみに最近、編集担当さんに「パスタ100gだとちょっと物足りなく感じることってありませんか？」と相談されたので、あらためてパスタ1人分の量について考えてみました。
結論としては、スープやサラダなどを添えるなら100gで、パスタ単品で食べるならお好みで120gくらいでもいいと思います！ 思い返すと、僕が働いていたレストランでもレギュラー120g、大盛り200gでした。パスタは茹でると2.2倍くらいになるので、100gなら220g＋具材、120gなら264g＋具材と計算するとできあがり量の目安になりますよ。
材料欄に、スパゲッティ120gで作る場合の茹でるお湯（水）と味つけの塩の量を添えておきますね。
パパイズムの「春キャベツのガーリックワンパンパスタ」
【材料】（1人分）
- スパゲッティ（1.6～1.7mm） 100g（お好みで120gでもOK）
- にんにく 2片
- オリーブオイル 大さじ2
- 春キャベツ 150g（1/3玉程度）
- ソーセージ 60g
- 水 500ml（スパゲッティ120gなら550ml）
- 塩 4g（スパゲッティ120gなら5g）
- 唐辛子 1～2本
作り方
1. にんにくはかたい根元を落として皮をむき、みじん切りにします。唐辛子はヘタと種を取ります。
茹で汁で煮込むワンパンパスタはソースににんにくの香りが移りにくいので、香りが強く出るみじん切りにします。
2. 春キャベツは芯を切り落としてから葉をはがして洗い、葉を重ねて幅1cm、長さ4～5cmくらいの短冊切りにします。
キャベツは大きすぎると食べにくく、小さすぎたり細すぎたりするとパスタに埋もれてせっかくの美味しさが楽しめないので、存在感を残しつつパスタになじむサイズに切ります。
芯のかたい部分も甘くて美味しいので、薄く切って使います。
3. ソーセージは縦に2、3等分にスライスします。
4. フライパンにオリーブオイル、みじん切りしたにんにくを入れて中火にかけます。
5. 4がフツフツとしてきたら、ソーセージ、キャベツを加えて2分ほど炒めます。
ソーセージとキャベツに焼き色をつけ、香ばしさを引き出します。キャベツは写真のようにちょっと焦がすくらい炒めると香りが立って美味しいですよ。
6. 具材を炒めたら一度火を止めて、30秒ほど待ってから水を注ぎます。塩を入れてサッと混ぜたら、再び火にかけて沸騰させます。
油が熱くなっているフライパンに水を入れると跳ねやすいので、一度火を止めて少し温度を下げてから入れます。
7. 沸騰したらスパゲッティを入れて、パッケージにある規定の時間を目安に茹でます。
フライパンの中で麺同士がくっつかないように、時々混ぜながら茹でます。
8. 茹でているうちに水分が減り、とろみの付いたソースになってきたら唐辛子を入れます。
スパゲッティに含まれるでんぷんが溶け出して、とろりとなめらかなソースになります。
今回はしっかり辛くしたかったので、唐辛子は2本入れました。ピリ辛くらいにするなら1本でいいでしょう。
9. 既定の茹で時間になったらスパゲッティを1本食べてみて、芯がやや残っている程度のかたさになったらOK。味が足りなければ塩（分量外）で味を整えます。
もしスパゲッティが茹で上がる前に水分がなくなったら、水（分量外）を少しずつ足して調整してください。
10. 器に盛りつけます。
一緒に煮込んだ唐辛子を上にのせると彩りがよくなりますよ。
春キャベツの甘みとソーセージのうま味でじんわり美味しい！
10分ちょっとで、春キャベツたっぷりの「ガーリックワンパンパスタ」が完成しました！ キャベツの香ばしさとにんにくの香りが立ち上り、キャベツの焦げ色がしみ込んだ茶色いビジュアルが食欲をそそります。
スパゲッティはプリプリのもちもち、とろみのあるソースがそのスパゲッティによくからんでいます。味つけは塩だけですが、春キャベツの甘みと、うま味が溶け出しやすいソーセージのおかげでじんわり美味しい！
茹でてくたくたになった春キャベツも、うま味のあるソースをたっぷり吸っています。
ちなみに唐辛子は、以前のワンパンパスタのレシピでは少し辛みが物足りなかったので、辛みが飛びすぎないよう、フライパンに入れるタイミングを少し遅くしてみました。これが大正解！ 辛みがあとを引いてフォークがすすみます。
旬の春キャベツの美味しさを堪能できるワンパンパスタです。フライパン1つで美味しくできるので、ぜひチャレンジしてください！
作った人：パパイズム
3児の父として、日々家事育児に奮闘する主夫兼料理研究家。イタリアナポリピッツァの職人として10年間働いたのち、現在はプロの料理人としての経験を活かし、企業・飲食向けの商品開発や、「節約しながら家で簡単に作れるプロの味」をブログやInstagramで発表中。好きな食べものはいぶりがっこ。
企画協力：レシピブログ
テレビや雑誌で活躍する人気料理家やフーディスト・17,000名が参加する料理ブログのポータルサイト。毎日のおかずやお弁当、お菓子など120万件のレシピを無料で検索できる。
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