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エクセルでランキング作るならRANK関数 並べ替えや連番の設定も解説 - 日本経済新聞

リスキリングで不動の人気分野であるExcel(エクセル)。デジタルトランスフォーメーション(DX)が進むなかで、業務効率化のためにエクセルを学び直したいというニーズは増えています。本連載では書籍『逆引き!Excel実務ワザ大全』(日経BP)から、現場で直面する具体的な場面ごとに、それを解決する方法や時短できる実践テクニックを紹介していきます。第7回のテーマは、ランキングです。

RANK関数、降順と昇順は引数で切り替え

試験の点数を基に成績の順位を付けたり、売上台数を基に商品の売上ランキングを作ったりすることがよくある(図1)。このような順位付けも、Excelなら簡単だ。

利用するのはRANK(ランク)関数。順位を調べたい数値を引数「数値」に指定、「範囲」に比較対象とする数値全体を指定するだけで、大きい順(降順)に並べたときの順位を即座に求められる(図2)。1つめの数値の順位がわかったら、引数「範囲」の部分に「$」記号を付けて絶対参照にする。参照範囲がずれないように固定して数式をコピーすれば、すべての数値の順位を求められる。

注目してほしいのは、「同順位」の処理だ。RANK 関数は、同じ大きさの数値が存在した場合、それらすべてに同じ順位を付ける。そして、同じ順位を付けた数だけ数字を飛ばして次の順位を付ける。図1、図2の例では、2位に相当する数値が2個あるので、2つの2位の次は3位を飛ばして4位になっている。もし、このように同順位がある場合に次を飛ばさず、必ず順位が連番になるようにしたければ、次ページで説明するようなひと工夫が必要になる。

一方、数値が小さいほど上位になるように順位付けしたければ、3つめの引数「順序」を加えて「1」と指定しよう(図3)。すると、小さい順(昇順)に並べたときの順位を求めることができる。

なお、「=RANK」とセルに入れ始めたときにリスト表示される関数名の候補には、「RANK 」は現れず、「RANK.EQ 」と「RANK.AVG 」が表示される。このうちRANK.EQ(ランク・イコール)関数は、ここで紹介したRANK 関数と同じ機能を備えるもの。後から追加されたRANK.AVG 関数に合わせて名前を変えただけだ。通常はRANK 関数を覚えていれば問題ない。

そしてRANK.AVG(ランク・アベレージ)関数は、同順位が存在した場合に、その平均値を示すもの。図1、図2の例なら、2つの「2位」がそれぞれ「2.5位」と表現されることになる。

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