2020年はゴールが見えないウルトラマラソンをしているようだと感じる人が多いのではないでしょうか。
「前に進むんだ」とどんなに自分に言い聞かせても、定期的に自分にエネルギーをチャージして疲労感、燃え尽き症候群、その他の精神疾患を避けていないと無理な話です。
世の中で大きな変化が起こっている中で、在宅勤務をしながら子どものリモートラーニングも手伝ってうまくいくようにしなくちゃ、と余計なプレッシャーが増えて、精神的負荷は指数関数的に高くなります。
なかなか休憩できないと感じるなら、意識的に休憩を取るようにすべきです。そして、時間管理のコーチをしている私の経験から言うと、元気に暮らすためには、毎日2回以上休憩を取る必要があります。
集中力とやる気、活力を終日保つためには、生活のスケジュールに5つのタイプの休憩を意識的に入れてください。
1. 朝の休憩
できたら、1日の初めにセルフケアの時間を取ることをおすすめします。
具体的には、ストレッチをする、読書をする、日記をつける、祈りを捧げる、瞑想する、運動する、食事をする、あるいはコーヒーを飲みながら窓の外を見るだけでもいいでしょう。
1日をゆっくりとスタートすることで、心の準備が整い、自分のニーズを尊重し、仕事以外の世界もあると考える機会が持てます。
仕事関係のメールやメッセージは、朝起きてすぐでなく、実際に仕事を始める時間になってからチェックするようにすると、仕事をしていると「感じる」時間を、何時間も短くできるかもしれません。食事を決まった時間にだけとることにする断続的断食を仕事にも応用すると思ってください。
朝起きたときや夜遅い時間に仕事という「おやつ」を食べる代わりに、すべての仕事を決まった時間枠の中でするようにして、残りの時間はもっと「自由」を感じられるようにしましょう。
在宅勤務とリモートラーニング中の子どもを抱えている人は、朝、子どもが起きて学校の準備をしなければならない時間が来るまでまったく仕事をしないで過ごすという贅沢は味わえないかもしれません。
それでも、朝一番に15分から20分ぐらいの短い時間を取って自分のために何かすることはできるはずです。
2.仕事の合間の休憩
オフィスで仕事をしていた頃は、会議の後に自分のデスクに歩いて戻ったり、デスクに立ち寄った同僚とおしゃべりしたり、職場の社交活動をするなどして、自然に休憩がたくさん取れていました。
今は、在宅勤務だったり、オフィスでできることに多くの制限があったりして、1日が区切れなく、だらだら続く勤務時間のような感じがするかもしれません。
頭を覚醒させて仕事に集中するには、休憩の新しい取り方を見つける必要があります。
それは、タイマーを設定して25分間作業に集中し、5分間休憩するポモドーロ・テクニックを使うことかもしれません。
あるいは、提案書の確認や経費報告書の提出など、少し大変なタスクを済ませたら休憩を取ることにしてもいいでしょう。ZoomでWeb会議をした後、「Zoom疲れ」を解消するために休憩するのもいいですね。
休憩中は、水を飲む、食洗機に皿を入れる、短いストレッチをする、テキストに返信する、子どもの勉強が順調に進んでいるか確認する、などいろいろしてください。
意識的に何度か休憩を取ると、心身を少しずつ休めることができるので、1日の終わりに疲れ切ってしまうことがなくなります。
また、脳が疲れ過ぎて集中できなくなると、意図せず休憩を取ってしまい、ネットサーフィンやSNSに時間を使ってしまいがちですが、意識的に休憩することでそのような状態も避けられます。
3.昼休み
ランチタイムに何らか形で心の休憩を取ると、何となく余裕がある感覚になり、リセットする機会や見通しを立てるチャンスになります。
昼休みは、同じ家にいる家族とコミュニケーションを取ったり、本を読んだり、散歩に出かけたり、宙を見つめて物思いにふけってみましょう。つまり、心をリラックスさせ、充電し、必要なら気持ちや考えを整理する機会を持つ時間にするのです。
私の場合、ランチタイムは気になることを考えたり、直面している課題について考えを深めるのに理想的な時間です。
こうした精神活動をする時間を意識的に自分に与えることで、「心的背景」に引きずられることが1日を通して少なくなります。
4.午後の休憩
Daniel Pinkさんの著書『When 完璧なタイミングを科学する』によると、ほとんどの人が午後の「魔の時間帯」を経験しています。どんなに頑張ってもまぶたを開けていられない午後の時間帯のことです。
この「魔の時間帯」は、毎日午後の決まった時間にやってくる人もいれば、昼食を食べる時間に応じて変わる人もいますが、いずれにしろ、ほとんど仕事にならないその「魔の時間帯」を避けることはできません。
それなら、無理に抗うより、身体に必要な休憩を与えましょう。
著者のPinkさんは、コーヒーを1杯飲んでから25分以内のパワーナップを取る「ナパチーノ」をすすめています。
カフェインは摂取してから約25分経ってから効果が出るので、昼寝の時間が短くても頭に霧がかかった状態にならずに目覚められますし、温かい飲み物には魔法の力があります。
昼寝ができない環境の場合は、少なくともコーヒーブレイクを取ったり、散歩に出かけたり、同僚や子どもとコミュニケーションを取りましょう。
私の場合は、午後は無理して仕事を続けるよりも休憩を取った後の方が、仕事がはかどります。
5.夜の休憩
夕食前に仕事を終えて、その後はもうPCにログインしないで済むのが理想です。
朝の休憩のところに書いた通り、仕事は決まった時間枠にまとめてする方が、1日中だらだらやるより「仕事が少ない」感じがします。
しかし、仕事量が多かったり、リモートスクールのせいで時間を埋めあわせる必要があったり、大学院などさらにやるべきことが多かったりして、夕食前にすべてを済ませることができなくても、夜に何らかの形で休憩を取ることをお勧めします。
たとえば、ゆっくり時間を取って夕食を食べたり、エクササイズをしたり、子どもと一緒に公園に行ったり、テレビ番組を見たり、家を片付けたり、リフレッシュして充電する余裕を持てるようなことをしてください。
つまり、脳を急きたてない時間を2~3時間取ることで、翌日再び前進する前に脳に回復の時間を与えるというコンセプトです。
*
2020年は年末までこのように意識的に休憩を取るようにして、最後まで頑張りましょう。
毎日、1日の要所要所で、意識的に休憩を取ることが肝心です。それが実践できればゴールを走り抜けていけるでしょう。
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Image: hafizi, Ivan Kruk, Dragon Images/Shutterstock.com
Source: Amazon, Daniel H. Pink
Originally published by Fast Company [原文]
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