神社に奉納する刀を作る「奉納刀鍛錬」岡山 瀬戸内 - nhk.or.jp

刀を作るのは地元の刀匠、川島一城さんで、神社の拝殿の前に用意した「火床」と呼ばれる小型の炉で、刀の材料となる鉄の「玉鋼」を熱しました。

そして、川島さんの合図で、2人の刀匠が真っ赤になった玉鋼を大きな「つち」で何回もたたき、伸ばしていきました。

神社によりますと、境内で刀を作る「神前打ち」が行われたのは、大正14年以来、97年ぶりだということで、集まったおよそ200人が伝統の刀作りの様子に見入っていました。

刀作りはこれから川島刀匠のもとでさまざまな工程を経て、来年の秋ごろに完成する予定だということです。

実行委員会の守時茂彦代表は「全国の刀剣ファンの方たちの支援も受け、大変感謝しています。世の中の平和を願い、奉納したい」と話していました。

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