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笑う神 拾う神>坂本頼光 活弁!アニメも作る:放送芸能(TOKYO Web) - 東京新聞

中学2年のとき、チャプリンの映画「キッド」(弁士=沢登翠さん)を見たことが、きっかけだった

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 映画にせりふや音楽が入らなかった無声映画時代。スクリーン下手に演台が設置され、映画の内容を補った人がいる。彼らが活動写真弁士、通称・活弁(カツベン)だ。

 「最盛期に七千人弱いたそうですが、現在は十二、三人」と話す坂本はその一人。二〇〇〇年十二月に初舞台を踏み、二十一年目を迎える。「四十歳ですが、男では最若年で」と苦笑する。

 「無声映画開催の依頼があると、業者に映像を借り、自分なりに台本を考え、客前でしゃべります」という弁士のスキルで、坂本は演芸の世界にも切り込み、適応した。

 武器になったのは得意のイラストとその編集技術。ひとりで十五分程度のアニメ作品を作り、せりふをあてる。誰もやらなかった芸で、落語会などのゲストに呼ばれることが増えた。その暮らしを「“半映半演芸”です」と例える。

 映画で鞍馬天狗を演じた往年の名優・嵐寛寿郎や、黒沢映画の常連・志村喬らを芸の中に織り込むなど“声全般”を操る。それが坂本の強みで、誰にも脅かされない領域だ。

 二〇一八年度には「花形演芸大賞」(国立演芸場主催)の金賞を、講談師の神田松之丞らと受賞した。

 「スクリーン、プロジェクター、DVDデッキ、スピーカーを持って移動することもあります。手にはキャリーバッグ、背中にはリュックで肩にスクリーンを担いで。夜逃げみたくなっちゃって」と笑う。

 映画「カツベン!」(周防(すお)正行監督)では、俳優の成田凌、永瀬正敏に活動弁士指導を行った。その流れで「寄席たいゆう亭映画ヲ語ルの巻」(二月一日、東京・紀伊国屋ホール)の開催が決まった。

 「昼の部、夜の部の二回公演で、浪曲の玉川太福さん、玉川奈々福さん、漫談のナオユキさんのほか、周防監督にも出てもらうぜいたくな会です。座談では、映画の裏話などもたっぷりお話しします」

 (渡辺寧久=演芸評論家)

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January 29, 2020 at 06:22AM
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