こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。
高齢の方に好まれるおやつのひとつに「ようかん」があります。ようかんにはしっかりとした硬さの練りようかんと、やわらかな食感の水ようかんがあります。
材料も作る工程もほぼ同じですが、含まれる水分量が異なります。練りようかんは水ようかんよりも水分が少ないため食感、味わいともに水ようかんよりも濃厚で、粘りも強く、歯触りがねっとりもっちりとし、しっかりかむことが必要です。
このため、食べる機能が低下した方には水ようかんのほうが食べやすく、おやつに好まれることが多いのです。エネルギー摂取量を増やすためにもいいのですが、夏を過ぎるとなかなか手に入りにくくなってしまいます。そこで、今回は一年中購入可能な練りようかんを使って水ようかんを作るレシピのご紹介です。
練りようかんを小さく切って水とともに電子レンジで加熱するだけの簡単レシピです。
混ぜる水分をコーヒーやほうじ茶に代えると、ほろ苦さの中に甘さが引き立つ味わいになり、牛乳や豆乳にすれば小豆ラテ風味になり、たんぱく質も一緒に摂取することができます。
お好きな飲み物でオリジナルの水ようかんを作ってみてはいかがでしょうか。
[作り方]
(1) ようかんを0.5~1cm角に切る。
(2) 耐熱容器に(1)のようかん、水(またはお好きな飲み物)、お好みで砂糖を入れてふんわりとラップをして電子レンジ(600W)で約2分加熱する。取り出してかきまぜたときにまだ溶け残りがあれば10秒ずつ加熱してすべて溶かす。
(3) 氷や保冷剤を入れた大きめのボウルに(2)の容器を入れてときどきまぜながら粗熱をとり、とろりとするまで冷やす。粗熱をとらずにそのまま冷やすと分離するので注意。
(4) お好きな器に入れて冷蔵庫でしっかり冷やして出来上がり。
※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう
(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)
からの記事と詳細 ( 練りようかんから作る水ようかん…レンジで超カンタン、お年寄りにも食べやすい - 読売新聞オンライン )
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