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ママが作る 子育て拠点 三宅・今夏本格始動 - 読売新聞オンライン

 三宅町に空き家を改修した子育て支援の拠点が完成した。町内在住のママ友ら3人でつくる支援団体「wellMe(うぇるみー)」が整備を進め、今夏から本格的に始動する。3人は「支援が必要な産前産後のママたちのよりどころになれたら」と話している。(有留貴博)

 「畳を自分たちで撤去するのは大変でした」。三宅町の丸谷あゆみさん(35)と森田淳美さん(34)、田原本町の吉田祐里さん(35)が改修した当時を振り返る。

 三宅町役場そばにある築50年ほどの平屋民家。約20畳には真新しいフローリングが広がり、その奥には水遊びやミニ菜園ができるウッドデッキも。費用の約200万円はクラウドファンディングで賄った。

 支援拠点を作るきっかけは、気軽に子どもを預けたり、相談したりできる場所が少ないことを、それぞれの子育てで感じたからだ。

 町外出身の丸谷さんは結婚前まで保育士だったが、初めての子育てで悩んだ時、近くに相談できる人がおらず孤立を感じた。4月から訪問看護の事業所を始めた森田さんは、保育園児の次男が発熱した際などに預け先がなく、次男を連れて仕事を続けた。IT関連の仕事などをしてきた吉田さんは定員が満員で保育所に入れられず、子どもは3歳になったが復職できずにいる。

 また、丸谷さんと森田さんはコロナ禍の間、人数制限がある幼稚園や小学校の行事で、別のきょうだいを一時預かりするなどの活動を行っていた。母親の声を聞くうち支援拠点が必要だと思い、育児の大変さや楽しさを共有し、気分転換や息抜きができる居場所を作ろうと決断した。

 当初、場所はアパートを想定したが、丸谷さんらが「借家」の看板の付いた民家を発見。連絡すると家主に理解があり、賃貸物件だが、子どもが安全に過ごせて母親が交流を深められる場へと改修できた。態勢を整えて交流会から始め、その後は一時預かりや食事の提供を検討していく。

 団体名は母親のウェルビーイング(心身が健康で幸福な状態)を向上させたい、との思いにちなむ。妊娠期から信頼関係を築き、産前産後と継続的な関わりを持つことで精神面・身体面のサポートを目指すという。

 3人は「子育て世代のリアルな声に対応していくことで『第二の我が家』と言ってもらえるようになったらうれしい」と話す。

 問い合わせはうぇるみーのメール(wellme.miyake2024@gmail.com)へ。

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