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大阪府 酒類提供 認証飲食店に限り午後8時半まで認める決定|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp

大阪府は28日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、緊急事態宣言が解除される来月1日から、府の認証を受けている飲食店に限って、酒類の提供を午後8時半まで認めることを決めました。

大阪など19の都道府県に出されている緊急事態宣言は、30日の期限をもってすべて解除されます。
これを受けて、大阪府は28日、対策本部会議を開き、吉村知事は、「解除後も大きなリバウンドを防ぐため、ひとりひとりの感染対策の徹底をお願いする。その中で、社会経済をできるだけ動かし、どうしたら新型コロナと共存できるのか、模索していくのが非常に重要だ」と述べました。
そして、感染の再拡大を防ぐためには、段階的に措置を緩和していく必要があるとして、宣言の解除後は、府の認証を受けている飲食店に限って、酒類の提供を認めることを決めました。
具体的には、▼酒類の提供は夜8時半まで、▼営業時間は夜の9時までに短縮するとともに、▼1グループの人数は4人を上限とするよう要請します。
一方、認証を受けていない飲食店での酒類の提供は引き続き認めず、営業時間は夜の8時までとしています。
また、百貨店などの商業施設に対し、営業時間を夜9時までとするよう呼びかけることを決めました。
一方、イベントの開催については、収容定員の50%以内、または、最大1万人とするよう措置を緩和します。
さらに、これまで原則、休止としていた学校での部活動は、感染対策を徹底したうえで再開させるとしています。
大阪府は、これらの措置を府内全域で来月1日から1か月実施し、その後の対応については、感染状況などを踏まえて判断することにしています。

【大阪知事“急拡大なら対策強化も”】。
大阪府の吉村知事は、対策本部会議のあと、記者団に対し、「10月中に感染が急拡大して状況が変われば、また対策本部会議を開きたい」と述べ、感染が再び急拡大した場合は、今回決めた措置を見直し、対策を強化することもあり得るという考えを示しました。
そのうえで、1か月の期間中に措置の変更がなければ、来月下旬に改めて対策本部会議を開き、感染状況などを踏まえたうえで、その後の対応を判断する考えを示しました。

【専門家“医療余裕なし”】。
28日に開かれた大阪府の対策本部会議では府の専門家会議の委員から、医療提供体制に余裕はなく、感染防止対策を継続する必要があるなどとする指摘が相次ぎました。
この中で、専門家会議の座長で、大阪健康安全基盤研究所の朝野和典理事長は、「医療提供体制はいまだに余裕がない状態であり宣言が解除されても、リバウンドを招かない感染者数の十分な減少が必要だ。飛まつ感染対策のいっそうの徹底を行いつつ、慎重に進める方針がしばらくは必要だ」と指摘しました。
また、大阪大学の忽那賢志教授は、「宣言を解除する際も、まん延防止等重点措置に移行し、医療機関や保健所のひっ迫がほぼなくなった状況での完全解除が本来的には望ましい。すでに若い世代で感染者数が下げ止まりの兆候が出てきており、注視する必要がある」と指摘しています。
さらに、大阪府医師会の茂松茂人会長は、「60歳以上の新規陽性者の数が徐々に増加していることなどを考えると、ブレークスルー感染が発生していることは十分に考えられる。ワクチン接種が済んでいる場合も、引き続き感染対策をお願いしたい」と指摘しています。

【抗体カクテル療法 96%余で悪化防ぐ】。
大阪府は、新型コロナウイルスの重症化を防ぐ取り組みの一環として、宿泊療養施設で療養する患者のうち、▼50歳以上で症状がある人や、▼肥満などで重症化のリスクがある人などに「抗体カクテル療法」を行う取り組みを進めていて、このほど、治療後の経過をまとめました。
それによりますと、今月21日までに宿泊療養施設で「抗体カクテル療法」を受けて、施設を退所した306人のうち、症状が悪化しなかった人は296人と、全体の96%余りに上りました。
逆に、治療後に症状が悪化し、酸素投与が必要となって入院した人は10人で、3%ほどにとどまりました。
年代別に見ますと、▼10代から30代の患者は全員が、▼40代と50代でも9割以上で症状が悪化しませんでした。
一方、▼60代と70代では、症状が悪化しなかった人の割合は9割弱と、ほかの年代よりやや低くなっています。

【「大阪モデル」は「黄色信号」に】。
大阪府は感染者数や病床の使用率などをもとに、警戒のレベルを緑・黄・赤の3色で示す「大阪モデル」という府独自の基準を設け、府民に新型コロナウイルスの感染状況を伝えています。
大阪府は、現在、非常事態を示す「赤信号」を点灯させていますが、28日で赤信号を解除する基準を満たしたことから、緊急事態宣言が解除される来月1日から「警戒」を示す「黄色信号」に切り替えます。
黄色信号になるのは4月7日以来、およそ半年ぶりです。

【ブレイクスルー感染 1000人超】。
大阪府は今月1日から19日までの新規感染者2万7052人のうち、ワクチンを2回接種したあと14日目以降に感染した、いわゆる「ブレイクスルー感染」に相当する感染者は1077人、率にして4%だったと明らかにしました。
年代別では、▼10代以下が6884人中、19人(0.28%)、▼20代と30代が1万0793人中、207人(1.9%)、▼40代と50代が7024人中、303人(4.3%)、▼60代以上では2351人中、548人(23.3%)と年代が高くなるほど割合が高くなる傾向でした。
また、60代以上でブレイクスルー感染が起きていた時期を調べると、▼7月で4.3%、▼8月で14.4%、▼9月で23.3%と、徐々に増えていることが分かりました。

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