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「ファミリーヒストリーを作る」...シンガーソングライターの嘉門タツオさんが妻の死を受け入れられるようになった ... - 現代ビジネス

妻に看取られて、あの世に送ってもらえる─なんの根拠もなくそう考えている人も多いのではないか。でも人生はままならない。ひとりで暮らす先人たちの知恵に学ぼう。

1つめの記事『「自分しか、この人を守れる人間はいないという悲しさ」...愛する妻を64歳で亡くした夫が「いっそ自分も」という気持ちに抗い続けている「理由」』より続く。

妻との結婚を決めた「きっかけ」

'22年に脳腫瘍で妻を亡くしたシンガーソングライターの嘉門タツオさん(65歳)も、当初はその死を受け入れることができなかったという。

「晩年は看病で24時間つきっきりでした。だから彼女がいなくなってから、どうやって時間を埋めたらいいのか戸惑いました。

ひとりでサウナに行って、出たり入ったりしながら4〜5時間も過ごす。その間、彼女との思い出が頭を巡るんです」

Photo by gettyimages

仕事でライブツアーを回っているときにも、亡き妻を思い出す。

「『炎の麻婆豆腐』という歌があって、観客と一緒にタオルを頭上で回すんです。彼女はいつも誰よりも楽しそうにタオルをくるくる回してくれていました。歌うたびに思い出してしまうんです」

しかし、ひとり妻との思い出をたどっていく中で、嘉門さんはあることに思い至る。妻は嘉門さんが書いた小説『た・か・く・ら』を読んで、結婚を決めたのだという。

「高倉という幼稚園からの親友が肺がんになって、『オレの葬式でオモロイことやってくれや』という彼の希望を叶えるために僕らが試行錯誤する話です。実は妻は37歳のときに脳腫瘍の手術をしていて、その5年後に僕と出会って結婚した。だから常に死は意識していたと思うんです。それで、彼女も高倉みたいに華やかに見送ってもらいたかったのかな、と思うようになりました」

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