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「不動産に捧げるタネ銭を副業で楽しく作る」実践事例あれこれ|不動産投資の健美家 - 健美家株式会社

「副業のための副業」が兼業大家・サラリーマン不動産投資家に対して新たにもたらす効能を、コラムニスト芦沢 晃氏への取材を基に前回の記事で取り上げた。

「サラリー以外で人的資本のダブルインカムシステムを楽しく作る」を実践してタネ銭の捻出も加速させたい。そうは言っても選択肢はある意味で無数にあるし、個人ごとに最適な形も異なるからこそためらってしまう、という方もいるだろう。

そこで今回、楽しみながら行う副業の具体例にフォーカスし、「好きが高じて始めた副業」の実例を紹介したい。2つの事例は奇遇にも、ポートフォリオの一つとして「不動産」にも目が向き始めたことも共通していた。

銭のため、でもお金だけが目当てでない副業とは?
タネ銭のため、でもお金だけが目当てでない副業とは?

ケース1:「趣味と実益を兼ねる」を地で行くダブルインカム

都内で会社員として働く30代のAさん。Aさんは就職活動の際に「自ら真剣に取り組んだ活動」としてアピールしたことが認められて入社したほどの、自他共に認める「釣り」の達人だ。

きっかけはコロナ禍で在宅勤務が増えたことだ。従前より時間が取れるようになったことで家族とも相談し「釣り教室を副業にする」ことにしたという。

「わたしの場合は、『好きな釣りの資金を確保したい』『妻が仕事をしたくない(パートでは収入が少なすぎて微妙)』という2点も背景にありました。それならばと、自分が動いて『好きな釣りの資金のために釣りを副業にする』という結論となりました。勤務先で副業が解禁になっていたことも後押しとなりました。」

固定客も口コミで徐々に増えるなどして軌道に乗ってきた。LINEでの案内もすっかり板についた今では立派な「個人事業主」となっている。

一方、まだ飛び込んではいないものの、不動産投資についての勉強もしているという。

「実家がアパート経営もしているのでなんとなくイメージはあります。でも自分は”ビビり”でなかなか一歩は踏み出せませんが、本を読んだり話を聞いた不動産会社はかなりの数に達しています。経費や損益通算、確定申告などのほうは釣りのおかげで理解も進むのですが。」

とはいえAさんはサブリースや不動産収支などに関する知識もしっかり持ち合わせており、個人事業をすでに回していることも不動産投資・大家業を開始するにあたっては大きな強みだろう。

Aさんの副業は「芸は身を助ける」の好例だ。
Aさんの副業は「芸は身を助ける」の好例だ。

ケース2:「多動力」を存分に発揮する副業ポートフォリオ

都内の税理士事務所で勤務する20代後半のBさん。Bさんは最近まで生徒として通っていたスポーツ施設で、指導する側のインストラクタースタッフに立場を変えて副業を始めた。

「同じ運動であれば、スタッフとして時間を使うほうがより長く動いていられるし、今までお金を払っていたのが逆にお金も入るのであればなお良い。そういうシンプルな考えです。」

聞けばBさんは米国の大学に通った学生時代にも、個人相手にレッスンしては”お小遣い”を稼いだ実績もあるという。前述のAさんにも当てはまるが、社会人になる以前から打ち込んで身につけた技能や一芸が副業のヒントになるケースはやはり少なくないだろう。

さらにBさんは、”副業ポートフォリオ”とも言えそうな数々のチャレンジも紹介してくれた。

「実はアパレル系の商材を仕入れてweb販売するECサイトの立ち上げも準備しています。でも、動き始めてみるとかなり自分の時間を費やす必要があることも分かってきました。アパレルにこだわることもないかと思案中でもあります。」

リスクとリターンだけでなく、自らが費やすリソースとリターンのバランスも常に気になるところだろう。そうなると権利収入関連に目が向くのも自然な流れだ。

「アフィリエイト収入をあわよくば狙おうと、米国での暮らしをテーマにして文章も書いています。一時期は放置してしまいましたが、しばらくして見てみたら『いいね』が増えたりもして、再開するモチベーションが上がりました。」

一方でBさんは、値動きの早い一連のトレード関連にもチャレンジしたことで値動きがゆっくりな不動産にも興味を惹かれた、という経緯もたどる。

「その他、仮想通貨も勉強してチャレンジしましたし、現在はFXもやっていますが、ゆくゆく株式投資をはじめとした長期投資にもシフトしていきたいです。

自分にはまだ元手が足りない気がしますが、不動産投資も気になっています。本業の仕事柄、不動産オーナーの支出内容などを目にする機会もありますが、修繕費用が多く発生している印象があり、その辺りも勉強が必要です。」

国際感覚も備えマルチな副業をこなすBさんは新世代の申し子のようだ。
国際感覚も備えマルチな副業をこなすBさんは新世代の申し子のようだ。

“Connecting the dots”で見据える未来

前述のBさんはなぜ一見バラバラにも見えるアイデアを次々に実行に移すのか、その理由についても語ってくれた。

「スティーブ・ジョブズの有名な言葉『Connecting the dots』が好きなんです。『点と点をつなぐ』といっても、未来にどう役立つか事前に分かって行動するわけでなく、あくまで後になって結果としてつながりとして認識される。

スティーブ・ジョブズは純粋な興味でカリグラフィー(いかに字を美しく書くか)の講義を受けていたが、それがのちの『フォント』という概念の誕生につながったというエピソードも素敵です。」

実はBさん、本業の税理士事務所も週4日勤務で採用されている。1週間のうち1日は自分のビジネスを追求するために確保したい考えもあったとのこと。

「ゆくゆくは米国で事業を興したい希望もあります。最近読んだ本にもあったように、自分自身をバランスシート的に捉えて自分の中に『資産』を増やしていけるようでありたい。自分としては気付くのが遅かったと思っているほど、大切な考え方だと思います。」

AさんもBさんも、これから大いに時間を味方につけられる状況にある。二人が不動産投資・大家業をいざスタートした暁には、副業がタネ銭を上乗せする術としても強みになることだろう。

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執筆:三刀流大家

中島さん(三刀流大家)

■ 主な経歴

健康関連業界で都内に勤務する現役サラリーマン。ヨーロッパ駐在を経て帰国したのち、副業テニスインストラクターとしても活動。兼業大家でもある”三刀流”ライター。
趣味・ライフワークは、読書、映画、献血、テニス、日記、ワイン、高カカオチョコ、コーヒー、モーツァルト、CHAGE&ASKA、キン肉マン。

北海道大学卒業。薬剤師免許、バイヤー向け資格CPP-A級(Certified Procurement Professional)保有。

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