Search This Blog

がんが教えてくれた「居場所作る」という未来 再び「第1楽章」へ - 朝日新聞デジタル

フリーテレビディレクター 中村有里さん

 がんとの共存の日々はいくつかの学びをもたらしてくれた。

 「生(しょう)を明(あき)らめ、死を明らむるは仏家(ぶっけ)一大事の因縁なり」

 曹洞宗の経典のひとつ「修証義(しゅしょうぎ)」の冒頭の言葉だ。昨年、ある哲学者の勉強会に参加した時に知った。「仏家一大事の因縁」とは、仏教徒として最大の課題であるという意味。「明らめる」は文字通り「明らかにする」だが、哲学者の解釈では「諦める」という、もう一つの意味とのダブルミーニングではないかという。しかし、「死を諦める」とは妙な話。自らを振り返って考えてみた。

 死が近いと宣告されると、多…

この記事は有料会員記事です。残り1269文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( がんが教えてくれた「居場所作る」という未来 再び「第1楽章」へ - 朝日新聞デジタル )
https://ift.tt/euLKbUx


Bagikan Berita Ini

0 Response to "がんが教えてくれた「居場所作る」という未来 再び「第1楽章」へ - 朝日新聞デジタル"

Post a Comment

Powered by Blogger.