三重県尾鷲市の梶賀漁港で8日、江戸時代に熊野灘で盛んだった古式捕鯨の様子を再現し、クジラの供養と海の安全を祈願する「ハラソ祭り」があった。
船尾に色鮮やかな大漁旗を飾った捕鯨和船「ハラソ船」に、白く化粧をした赤襦袢（あかじゅばん）姿の漁師ら約30人が乗り込み、「ハラーソ、ハラーソ、ヒンネーハ、ヒンネーハ」と勇ましい掛け声に合わせてろをこいで進んだ。船首からモリを海に投げ入れる「羽刺（はざし）」は、祭り継承を目的に地元の高校生、中村圭希さん（18）が務めた。中村さんが船首に立ち、クジラを射止める仕草を行うと、漁港で待ち受ける見物人が「ヨイ、ヨイ、ヨー」と声を飛ばし、祭りを盛り上げた。
大役をこなした中村さんは「（モリを）つくのが難しくて心配だったが、成功してよかった。これからも祭りを続けてほしい」と安堵の表情を見せた。【兵藤公治】
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January 09, 2024 at 07:48AM
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色鮮やかな大漁旗に化粧姿の漁師 古式捕鯨を再現、海の安全祈願 - 毎日新聞
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