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石川県穴水町出身の遠藤、能登に寄り添う化粧まわし 故郷の「ボラ待ちやぐら」デザイン【大相撲初場所】:中日 ... - 中日新聞

◇14日 大相撲初場所初日(東京・両国国技館)

 1日の能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県穴水町出身の幕内遠藤(33)=追手風=は美ノ海に寄り切りで敗れ、黒星スタートとなったものの、復興への思いを胸に土俵に上がった。

穴水町後援会の化粧まわしを付け土俵入りする遠藤

穴水町後援会の化粧まわしを付け土俵入りする遠藤

 被災地となった故郷に力士として、勝敗を超えて寄り添いたい。遠藤が、一年の最初の幕内土俵入りにありったけの郷土愛を込めた。元日に発生した能登半島地震で、震度6強を観測した石川県穴水町にある「ボラ待ちやぐら」がデザインされた化粧まわし姿で、土俵に上がって大歓声に包まれた。

 「(化粧)まわしを着けている姿を見て喜んでくれる方もいると思う。小学生の時、通学中に見てました。見た感じで、あれは穴水しか連想しないじゃないですか」。やぐらは地震での倒壊を免れ、住民を勇気づける存在になろうとしている。

遠藤の地元近くの海にある「ボラ待ちやぐら」

遠藤の地元近くの海にある「ボラ待ちやぐら」

 ボラ待ちやぐらは同町で、江戸時代ごろから漁で使われてきた。やぐらが描かれた化粧まわしは、2013年名古屋場所の新十両昇進を機に、地元後援会から贈られた。 故郷のシンボルは、縁起物にもなってくれた。17年に町が「大漁にちなんで、たくさんの白星を願って」と、遠藤の地元集落近くの海上に立つ高さ12メートルの1基を建て替え。完成後から4場所連続で勝ち越し、18年夏場所で新三役昇進も果たした。

 地震発生直後に「逃げて」と高台への避難を呼び掛けた祖父とは、翌日からしばらく電話が通じなくなった。現地のダメージを実感したから、軽々なことは言わない。「耐えるしかないですよね」とつぶやいた。

 取組前のアナウンスでは「遠藤」に続いて「石川県穴水町出身」にも拍手と歓声が注がれた。美ノ海に寄り切られ、黒星発進も「声援があれば気合は入ります。しっかりやれることをやるだけ。勝って元気を届けることが一番。勇気づけて、前向きになってもらえれば」。前を向く遠藤へのエールが白星への力となり、そして白星は必ず被災地のエネルギーになる。

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January 15, 2024 at 03:00AM
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