さんま、Cocomiとの約束「将来、俺がアニメ作るから、おまえ主役な！」果たし感慨アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』：中日スポーツ・東京中日スポーツ - 中日新聞

トークイベントに登場した明石家さんま

　タレントの明石家さんま（66）が16日、宮城県石巻市で行われた企画・プロデュースのアニメ映画「漁港の肉子ちゃん」（渡辺歩監督）の上映会＆トークイベントに登場した。
　【写真】おしゃぶりをくわえるCocomiと工藤静香
　今作は漁港の船に住む訳あり母娘・肉子ちゃん（声の担当・大竹しのぶ）とキクコ（同・Cocomi）が紡ぐ感動のハートフルコメディー。原作の直木賞作家・西加奈子さんが石巻市と、隣接する女川町を訪問したことがきっかけで生まれた作品ということで“凱旋（がいせん）”上映会が実現した。

　さんまは東日本大震災直後の11年前に番組で訪れて以来、初めて石巻を訪れたと言い「遠い！　仙台からボロい車で来たので腰が痛い！」と笑わせた。イベント後には会見に臨み「この場で言いたいのは…STAP細胞はあります！」と話し、再び笑いを誘った。11年前に訪問した際の悲惨な光景が目に焼き付いているとしながらも「今は何もなかったところに家やビルが建っていて…。人の力は本当にすごいなと思いました。改めて感動しながらここに来させてもらいました」と話した。

　親交のある木村拓哉の長女・Cocomiを起用したことについて、Cocomiが小学生の時に声優の勉強をしていると聞き、冗談で「将来、俺がアニメ作るから、おまえ主役な！」と約束したと述懐。約束を果たすためオーディションに来てもらったところ、実力で主役の座を射止めたと振り返った。初めての声優、初めての関西弁にもかかわらず、完璧に仕上げたため「ココちゃんのすごさを感じました」と振り返った。