湘南ベルマーレが浦和レッズに0-1で敗れ、最下位脱出はならなかった。

前半からチャンスを多く作ったが、決め手を欠き、後半17分に浦和FWホセ・カンテに決められた。最後まで得点を奪えずリーグ戦2連敗となった。

中盤の底で先発したMF田中聡(21)は「勝てないチームのよくないところが出てしまったというか、内容自体はいいけど、やっぱり、負けっていうのは、うーん…。点を取るところの差だと思う」と悔しがった。

相手の背後を突く作戦が功を奏し、何度もゴールに迫った。田中は中盤での主導権争いでも一切引かず、リズムを生み出した。「クロスの質だったり、FWの入りっていうのがまだまだやっぱり詰めないといけないところですけど、やっぱりそういうところで点を取れれば、もっと楽な試合展開になったと思う」と反省を口にした。

シーズン終盤戦、横浜FC、柏レイソルとの降格争いに巻き込まれている。「やっぱり最下位のチームにありがちな試合の流れというか、(内容が)いいのに勝てないっていうのは良くないことだと思っている。いいからこそ点をとって勝てる試合だった」。悔しさを残り9試合にぶつける。