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ペン?実は化粧ブラシ 第五商業高生開発好評 - 読売新聞オンライン

 国立市の都立第五商業高の生徒が開発したメイクブラシ「MIRY(ミレイ)」が、今年1月の「高校生模擬起業グランプリ」で金賞を受賞した。4種類のブラシなどが1本のペンのように合体し、かさばらずに携帯できるのが特長。市のふるさと納税の返礼品としても採用されている。(柳沼晃太朗)

 メイクブラシは、同高3年の女子生徒5人が、授業の一環で開発した。「困りごとを解消する商品」というテーマで案を練り、まぶたに色をのせる「アイシャドーブラシ」や、眉毛を描き足す「アイブローブラシ」など四つの道具を1本にまとめるアイデアをひらめいた。小さな芯が連なり、使い終わった芯を後ろから差し込みながら使う「ロケット鉛筆」の仕組みにヒントを得たという。

 製造は大阪市の化粧用道具メーカーが担った。メンバーはメーカーの担当者と、ブラシの型やデザイン、素材、色について打ち合わせを重ね、同時に開発費用を募るクラウドファンディングも実施。目標を上回る約36万円を集めたほか、高校生模擬起業グランプリ主催者からの支援金も使い、昨年9月までに約1000本を製造した。

 メイクブラシの販売を促進するため、動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」で、開発経緯や使い方をまとめたPR動画を作った。通信販売サイトに加え、化粧が校則で禁止されている校内でも保護者や教職員向けに販売した。JR国立駅で昨年11月に2回、今年1月の計3回実施した販売会では、約140本を売ったという。

 リーダー役となる「社長」を務めた井手真綾さん(18)は「商品一つをお客さんに届けるのは、とても手がかかり、大変なことだとよくわかった」と振り返った。

 メイクブラシは機能性だけでなく、黒色が基調のデザインも高い評価を受け、全国約50校が参加した高校生模擬起業グランプリの金賞に選ばれた。また、日本政策金融公庫が開催する全国の高校生が、ビジネスのアイデアを競うコンテストでも「セミファイナリスト賞」を受賞した。

 国立市は今月、これらの功績に加え、市のふるさと納税の返礼品としても活用していることから、開発メンバー5人に感謝状を贈った。メイクブラシは現在、通販サイトなどでの取り扱いは行っておらず、市のふるさと納税で1万円以上の寄付に対して、メイクブラシ3本が返礼される。

 今月5日に同高を卒業した5人は、就職・進学と進路はバラバラだ。それでも、市内の企業で働く井手さんは「ブラシを通じてできた最高の思い出を胸に、社会人としてもお客さんや地域に貢献したい」と笑顔で誓った。

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March 16, 2022 at 03:00AM
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