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拘置所での化粧水購入は女性限定、男性に認めないのは人権侵害として勧告…大阪弁護士会 - goo.ne.jp

 大阪弁護士会は31日、拘置所で勾留されている男性に化粧水の購入を認めないのは人権侵害だとして、女性に限定している現規定を見直すよう斎藤法相に勧告したと発表した。29日付。

 法務省は訓令で、拘置所や刑務所の収容者が使える日用品の種類を性別ごとに定めている。保湿用のクリームや整髪料といった日用品は性別に関係なく自費負担で買うことができるが、化粧水やヘアピン、礼拝用スカーフなどは原則、女性に限られている。

 大阪拘置所(大阪市都島区)に勾留されていた男性2人から2019〜21年、化粧水の購入を許可されなかったとして、人権救済の申し立てがあり、同弁護士会が調査していた。2人のうち1人は性同一性障害と診断され、性自認は女性という。

 同弁護士会は勧告書で、時代の変化で男性が化粧水を使用する割合は相当数に上るとし、「一律に性別で区別するのは合理性を欠き、憲法が保障する法の下の平等に違反する」と指摘。ほかの物品も含めて、規定の見直しを求めた。勧告に法的拘束力はない。

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March 31, 2023 at 01:19PM
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