石川遼、新伝説作るぞメモリアル５０回大会で決める！史上初の富士桜３勝／フジサンケイＣ - サンスポ

プロアマ戦で１８番のグリーン周りの感触を確かめる石川。１２年ぶりの優勝を狙う（撮影・佐藤徳昭）

男子ゴルフの「第５０回フジサンケイクラシック」（サンケイスポーツなど主催）は１日に山梨・富士桜カントリー倶楽部（７５４１ヤード、パー７１）で開幕する。３１日は３年ぶりにプロアマ戦が行われ、２００９、１０年大会連覇の石川遼（３０）＝ＣＡＳＩＯ＝が会場で最終調整した。数々の名場面を生んできた大会も節目の５０回。昨年も２位と好相性の富士桜で、新たな伝説を作る。

栄光の記憶と記録がよみがえる。今年も富士桜に石川が帰ってきた。かつて２００９、１０年に史上３人目の連覇を達成した思い出の舞台。自然と明るい表情が目立った。

「特別な思いがある大会。プレーする前は憧れの大会、プレーするようになってからは特別な大会。いい準備をして臨みたい」

アマチュアだった０７年に初出場。「マンシングウェアオープンＫＳＢカップ」で史上最年少１５歳８カ月でのツアー優勝を果たし、一躍時の人となって迎えたプロツアー２戦目が富士桜だった。あれから１５年。今回が自身１１度目の参戦となる。今季ツアー最長７５４１ヤードのモンスターコースは、パー５だった３番がパー４になり、パー４だった５番はパー５に変更。「かなり表情が変わった。ラフは特に深い。歴代の富士桜のセッティングの中でも一番深いんじゃないかな」と語り、コースを入念に確認した。

今季の男子ツアーは、若い勢力が大きく飛躍。１３戦を終えて、２０代が１１勝を挙げている。多くの若手が、５０回を迎えた今大会の印象的な場面として口をそろえるのは、石川が連覇を果たした１０年、最終日の最終１８番ホールの伝説だ。