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育英3度目決勝 高橋力投流れ作る - 読売新聞オンライン

 全国高校野球選手権大会第13日の20日、仙台育英は準決勝で聖光学院(福島)に猛打で快勝し、1989年、2015年に続く3度目の決勝進出を果たした。二回に7安打を集中して11点を奪い、後半にも加点して計18点を挙げた。決勝は、大会第14日の22日午後2時から東北勢悲願の初優勝をかけて下関国際(山口)と対戦する。

 一回、高橋 煌稀こうき 投手が先頭打者を四球で歩かせると、尾形樹人捕手がすかさず駆け寄り、声をかけた。「落ち着いて、アウトを積み重ねていこう」。一死後、連打で先制点を許したが、続く満塁のピンチを併殺で切り抜け、全力疾走でベンチに戻った。

 今大会は2試合に登板し、計8回を無失点に抑えていたが、準決勝の大舞台に「さすがに緊張した」。宮城大会で四死球ゼロの制球力に、立ち上がりから乱れが生じていたことを尾形捕手は見逃さなかった。「あのひと言で集中できた」と高橋投手は振り返る。

 二回に味方が逆転してからは本来の投球を取り戻した。尾形捕手のミットに向けて「コーナーに投げ分ける」ことを意識。その裏の相手の攻撃を13球で終わらせて試合の流れをつくり、マウンドを譲った。須江航監督は「(この勝利は)高橋が1失点で粘ったことに尽きる。しっかり意思疎通してくれた彼らの力」とたたえた。

 2人は幼なじみ。父親たちがつくった少年野球チームに一緒に入り、バッテリーを組んできた。尾形捕手から「甲子園に行こう」と誘われ、仙台育英に進学。その夢をかなえた。

 高橋投手が「小さい頃から一緒にやってきた尾形と、東北勢で初めての優勝を達成したい」と言えば、尾形捕手は「高橋に自信を持って投げさせ、アウトを積み上げて勝ちたい」。息の合った2年生バッテリーが悲願へ導く。(長谷川三四郎)

秋元同点適時打

 1点を追う二回、好機で7番の秋元響選手が4球目の緩い変化球をたたくと、打球は一、二塁間を抜ける同点打となった。「いい当たりではなかったけど、飛んだコースが良かった」と一塁上で笑顔を見せた。初戦の鳥取商(鳥取)戦で2安打を放った後、2戦は無安打だったが、この日は4安打1打点。大一番に向け「厳しい戦いになるとは思うが、全員で投手を攻略したい」と意気込んだ。

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