バレンタイン限定和菓子店が作る甘いチョコレート菓子にときめく - 徳島新聞

　１４日は大切な人にチョコレートで気持ちを伝える「バレンタインデー」。徳島県内の和菓子店が期間限定で販売するお薦めのチョコレート菓子を紹介する。

千代恋来＝福屋

　徳島県内に３店舗を構える「福屋」（本店・徳島市）は１４日までの期間限定で、生チョコ大福「千代恋来（ちょこら）」（３個入り税込み３４５円、７個入り８６４円）を販売している。同店にチョコレートを使った和菓子が並ぶのはバレンタイン時期だけということもあり、楽しみにしている常連客も多い。

　滋賀県産のもち米で粒の細かい羽二重粉を使った軟らかな舌触りの餅に、とろけるような生チョコが調和。初めは大福にたっぷりとまとわせたココアパウダーのビターな風味を感じるが、後にフランス産のチョコレートと洋酒を合わせた生チョコの味わいが口いっぱいに広がる。コーヒーやお茶だけでなく、お酒のあてにもなる大人の和菓子だ。

　バレンタインデーは縁結びの日。商品名の「千代恋来」には「末永く恋心が続きますように」という願いを込め、縁が結ばれるようにと、パッケージのひもを一つ結びにした。代表の谷内秀彰さん（３０）は「素材にこだわったこの時期限定の和菓子。千代恋来を通して大切な人との時間を過ごしてほしい」とＰＲした。

丸わさんしょこら＝茜庵

　徳島市徳島町３にある菓游「茜庵」では、和三盆と抹茶の２種類の味が人気の菓子「丸わさん」に、バレンタイン時期限定で「ビターチョコレイト」味を加えた「丸わさんしょこら」（６袋入り　９１８円）が登場した。

　ビターチョコは、ほろ苦いチョコレートに上質な和三盆糖の甘味を感じる大人の味。和三盆糖をぜいたくに使った奥深い味わいの「和三盆」と、抹茶の華やかな香りが特徴の「抹茶」がセットになっている。紙のパッケージが上品で、大切な人への贈り物にしたい一品だ。

悪魔の苺大福＝サントノーレ川下

　小松島市坂野町岡ノ下の「サントノーレ川下」は１３、１４の両日、「悪魔の苺（いちご）大福」（３５０円）を販売する。パリパリのチョコレートを割ると、口溶けのよい餅が姿を現す。白あんは、あんこが苦手な人でも食べられるようにかんきつ系の風味を加え、あんこの味を抑えた。イチゴは小松島市産「よつぼし」を使用しており、程よい酸味が甘いチョコレートにマッチしている。

　人気の苺大福「天使の苺大福」をバレンタイン限定でアレンジした。５代目の川下智也さん（３０）は「初めてバレンタイン向けの和菓子ができた。２日間限定なのでぜひ食べてほしい」と話した。

店舗データ

【福屋　盛寿の郷】
・住所＝徳島市国府町矢野宇山花１２２
・営業時間＝午前１０時～午後６時
・定休日＝無休
・問い合わせ＝０８８ー６４２ー６７８８
・駐車場＝２０台

【茜庵】
・住所＝徳島市徳島町３丁目４４
・営業時間＝午前９時～午後７時
・定休日＝不定休
・問い合わせ＝０８８ー６２５ー８８６６
・駐車場＝８台

【サントノーレ川下】
・住所＝小松島市坂野町岡の下７ー１
・営業時間＝午前７時～午後５時３０分
・定休日＝火、水曜
・問い合わせ＝０８８５ー３７ー１５３２
・駐車場＝６台

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