セキュリティー強化で動作条件が厳しくなった
Windows 11が発表された直後、マイクロソフトは利用しているPCがWindows 11を動作するための条件を満たしているかチェックするアプリ「PC正常性チェック」を公開した。 編集部追記:PC正常性チェックアプリは、6月29日時点(日本時間)で公開が一時停止されている。マイクロソフトはアプリについて「it was not fully prepared to share the level of detail or accuracy(詳細や正確性を共有するための準備が十分ではなかった)」としている。(2021年6月29日 11:35) 公開直後から、このアプリで自分のPCでWindows 11が動作するかどうかチェックし、その結果をSNSなどで報告している人が多く見られる。が、条件を満たしていないと表示された、と報告する人がかなり多いと感じる。 最新OSでは、新機能を実現するために従来よりも動作条件が厳しくなるのは常だ。ただ、これまでWindowsでは、名称が変わるような「メジャーバージョンアップ」時でも過去を切り捨てる割合が比較的低かったことを考えると、今回は少々勝手が違う印象だ。 以下に、マイクロソフトが公表しているWindows 10とWindows 11の最小の動作条件の違いをまとめてみた。詳細に見ていくと、CPUやメモリ、ストレージ、グラフィックスカードなどの基本的なハードウェア条件が高められている。 特に、CPUは64ビット対応が必須となり、32ビットCPUは非対応となった。ここでまずふるいにかけられることになる。 加えて、Windows 10にはなかった条件もいくつか加えられている。 それが、システムファームウェアとTPM※1 だ。Windows 11ではUEFI※2 ファームウェアとセキュアブートへの対応、TPM 2.0チップの搭載が最低条件となっている。 ※1 TPMとは:Trusted Platform Moduleの略。暗号処理をつかさどるセキュリティーモジュールのこと。 ※2 UEFIとは:Unified Extensible Firmware Interfaceの略。PC起動時にOSが動く前に作動するBIOS(Basic Input/Output System)を、制御するための比較的新しい仕様の定義。 これらはWindows 10では必須条件となっていないため、少し古めのWindows 10マシンでは、これら機能が非搭載のPCもある。これらの新たに加えられた条件は、Windows 11でセキュリティー機能が強化されたことによるものだ。
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