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ゲームを作る芸人・野田クリスタル「実はまだもらっていない」というR-1優勝賞金の使い道は? - フジテレビュー!!

ピン芸人日本一を決める「R-1ぐらんぷり 2020」で、自作のゲームをプレイ実況するという異色のネタを披露し、見事優勝に輝いた、マヂカルラブリーの野田クリスタル。

吉本興業のオフィシャルサイトに掲載されている、彼のプロフィールには、趣味欄に「ゲーム」「パソコン」「筋トレ」などの他に、「ニコニコ動画のランキングを見ること」と書かれている。

数年前から、YouTube (YouTubeチャンネル『野田クリスタル【野田ゲー】』) に自作のゲームの実況動画を上げている野田。

YouTubeでも人気のジャンル「ゲーム実況」。一般的なネット動画のゲーム実況では、既成のゲームをプレイするが、野田は動画でプレイするゲーム自体を、自ら作り上げる。野田のゲーム実況動画には、どことなくニコニコ動画(以下、ニコ動)のような、手作り感がある。

そんな野田にフジテレビュー!!が単独インタビュー。あの独特なゲーム実況のネタはどうやって生まれたのか?さらに『R-1グランプリ』の優勝賞金500万円の気になる使い道とは?までたっぷり聞いた。

「R-1ぐらんぷり 2020」の決勝大会でも披露した野田自作のゲーム「もも鉄」の実況プレイ動画

<野田クリスタル インタビュー>

――まずは、『R-1ぐらんぷり』についてうかがいたいのですが、優勝後、どんな反響がありましたか?

結構いろいろありましたね。何から言ったらいいか分からないくらい、いろいろありました(笑)。まだ公表できないんですけど、今進行中のいくつかの企画は、優勝をきっかけにいろんな大人たちが食いついてくれたもので、嬉しいですね。

インタビューはSkypeでおこなった

――具体的にはどんなことがありました?

僕が(ゲーム制作で)使っているプログラミング言語(※)があるんですけど、その開発者の人と連絡を取り合うようになりました。これまでは、僕自身がプログラミング初心者なので、何か分からないことがあったらネット上でしつこく聞いてたんです。その人から 「ググれカス」(「Googleで検索しろ」という意味のネットスラング)なんて言われながら(笑)。それが、(優勝後は)直接開発者に聞けるようになったっていうのも大きいですね。

この前、「よしもとID」(吉本興業ファンのためのコミュニティサイト)用にブラウザーゲームを作ったんですけど、そのプログラミング言語だと、音が出ない仕様だったんですね。それで、その開発者の方に相談したら、まるごとシステムを変えて、直してくれたんですよ。これってすごいズルいことができてしまったということですよね。

(※野田が使っているプログラミング言語は「Hot Soup Processor(略称:HSP)」)

――そういったゲームは、スマホでも遊べるようになっていますか?

いくつか遊べるゲームもでてきました。R-1で優勝したからというわけではないんですけど、自分の作ったアプリがAppleストアで3位までいったんです。「ブロックくずして」っていうゲームなんですけど、(芸人の)デッカチャンをキャラクターとして使ったゲームで、完全に無料で広告もついてないんですけど。あれ、広告をつけていたら、大金持ちだったかもしれないです(笑)。

芸人のデッカチャンが登場するゲーム「ブロックくずして」

――よしもと興業のオフィシャルプロフィールに「ニコニコ動画のランキングを見る」と書いていましたが、いつ頃からご覧になっていましたか?

初期から見ていましたね。僕が見始めた頃は、会員登録がなかったと思うんですよね。今はさすがに YouTube ですかね。ニコニコはもう投稿頻度下がってるでしょうし。昔いた人たちがどんどん引退しているんで悲しいですよね。 

――数年前から、動画配信の場が、ニコ動からYouTubeにという流れがあったと思うんですけど、そのあたりについてはどう感じていますか?

うーん、別にニコ動を背負ってないのでね、僕は(笑)。寂しいのは寂しいし、ニコ動で元々やっていた人たちがYouTuberになったっていう流れなんでしょうけど、そこでちょっと味が変わるというか、結構ポップになっているんですよね。ニコ動の時はもっと雑だった人が YouTube になったら結構きれいになったっていうか。言葉は悪いですけど、ニコ動って画質クソ荒、クソ編集みたいな動画めっちゃ転がってて、それが結構好きだったんですけど、ちょっとその辺が寂しかったりしますね。

YouTubeの動画はあくまで「ゲームを否定しない」

――野田さんの YouTube を拝見して、すごくニコ動っぽいなと思っていました。

その辺は影響があるかもしれないですね。

――ゲームを作ることは、ネタ作りと、かなり関連していると思うのですが、 動画・ネタ・ゲームはそれぞれどういう位置づけですか?

まあ YouTube はツッコミがないじゃないですか、僕一人なので(笑)。なのであくまでゲーム、お笑いはお笑いなんですけど、ゲームっていうジャンルから外れ過ぎないようにしています。

――YouTubeの動画は「あくまでゲーム実況」ということですか?

一個一個全部説明していったらお恥ずかしいんですけど、ゲーム実況をする時も、あんまりツッコミを入れるわけではないので、そこはあくまでゲーム実況(としてやっている)。ただ、「ゲームを否定しない」というのは意識していますね。

パンツを脱いだ状態(!)でスタートする「脱衣ストリートファイターⅤ」は
96万回以上再生された(2020年5月現在)

――そもそも、動画をYouTubeで配信しようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

そもそも僕は漫才師なので、自分が作ったゲームを披露する場っていうのがあまりないので、どこかに溜めておきたかったんです。YouTube自体始めたのが2年くらい前なんですけど、「YouTube 始めました(見てください)」というよりは、過去に自分が作ったゲームの保管庫みたいな感じでした。だから、今みたいにYouTube をちゃんとやり始めたのは、本当に半年前ぐらいからじゃないですか。

――YouTubeをちゃんとやろうと思ったのはなぜですか?

なんだったんだろうな…。まあゲーム好きなんで、そもそも。ゲームをやっている時間を、ゲームをやっているだけに使うのが、ちょっともったいない、というのもあったのかもしれない。

――ゲーム実況で、ほかの実況配信者の方の動画を見ることはありますか?こう言う人が好きだったとか…

YouTubeを見るようになってから、あんまり見なくなっちゃいましたね。ニコ動の時はめちゃめちゃ見てましたけどね。

今もYouTubeで活躍しているレトルトさんとか、キヨさんとか、ニコ動の時から好きだったし、「ゆとりFF4」(「ゆとりの友人に無理やりFF4実況させてみた」という実況プレイ動画シリーズ)とか、いろいろいましたね。

――ゲーム実況の魅力といえば?

僕は、新しいゲームの実況は見ないんですよ。昔やっていたFF(ファイナルファンタジー)とか、スーファミ(スーパーファミコン)の頃のFFとかドラクエ(ドラゴンクエスト)の実況を見るのが好きで。プレイしていた当時を思い出すっていうのが、好きですね。

ステージとネットでのお客さんの違い

――ステージでネタをやる時とネットで動画を出す時の感覚はどう違うのですか?

ステージ上っていうのは手探りというか、寄席とか、お笑い初見の観光客の方を相手にする時は、分からないんですよ。「この人たちは何を面白がってくれるんだろうか?」と毎回思うので。そこは「ここをこうしたらウケたから、今後もやっていこう」みたいな、積み重ね、経験値でやっています。

でも、ネット上では、それは無いっていう感じですね。僕自身が見てくれる人の気持ちがなんとなく分かりますので。

――インターネットでは、お客さんがウケているかどうかはそこまで意識しないということですか?

まったく気にしないですね。YouTubeに上げている動画は正直見ている人がどう思おうが、知ったこっちゃない、みたいなところはありますね(笑)。

――先日、「あつ森を作ろう」という生配信をされましたが、そこでのやり取りはいかがですか?ステージに来るお客さんとのやり取りとは違いますか?

全然違いますね。「うるせー金払え」と言ったり、「スパチャ」(視聴者が任意の金額を配信者に課金できるYouTubeの投げ銭機能「スーパーチャット」のこと)の人以外、コメントを読まないとか、めちゃくちゃなことをやってます(笑)。

生配信では、(視聴者との)信頼関係は厚いですね。ただ、ネットなんで、あくまで、(後に)残る物なんで、発言にはちょっと気をつけています。荒れないように、炎上しない程度に、めちゃくちゃなことを言えるっていう感じですね。

――最近、YouTubeを始める芸能人の方が結構いますが、気になっているチャンネルはありますか?

芸能人ですか…誰だろ…芸能人かぁ…。モダンタイムスっていうコンビでお願いします。

――気になっているポイントは?

もう再生数全部100とかなんですよ。「これ誰に見てもらいたいんだ?」みたいな動画ばっかりなんで、ぜひ見てもらいたいですね(笑)。僕が見ても「何が面白いんだろう?」って時があるので、見てもらいたいです。

――現在、(モダンタイムスの)登録者数は407人ですね。結構動画の本数も上がっていますが…。

でも、誰も見てない。

R-1の優勝賞金で会社を作りたい

――下世話な話ですが、「R-1ぐらんぷり」の優勝で賞金500万円を獲得しましたが、その使い道は?

実は、優勝賞金で、「野田ゲームス」という会社を作ろうと思っていたんです。でも、コロナの影響で(芸人の)仕事がなくなってしまったのと、引っ越しをて、家電やら家具やら買い換えて、バンバン金を使っちゃったものですから…ちょっと様子見ですね。しかも、まだ賞金も入っていないので。僕、まだ疑ってますからね。本当に入るのかどうか。嘘かも知れないので(笑)。

『R-1ぐらんぷり 2020』で優勝し会見をする野田クリスタル

――会社を作ってどんなことをしようと思っているのですか?

そうだなぁ、会社できたら何しよっかな。何をするための会社かと言えば…単純にこれまで通りゲームを作る会社なんですけど。いや、というより、ただただみんなに「野田社長」って呼ばれたいっていうだけかもしれない(笑)。

――今後、ゲーム制作でやってみたいことはありますか?

やはり一番の目標は、Nintendo Switchで出すっていうのがありますね。「マリオパーティ」を超えるゲーム数だったらめちゃめちゃ面白いと思うんですけど。 「野田ゲーパーティ」、詰め合わせでできたらよくないですか?

――すごく楽しそうですね。

「マリオパーティ」を超えるゲーム数だったらめちゃめちゃ面白いと思うんです。今まで作ったゲームは20くらいあるんですけど、Switchの審査が通らないだろうなというゲームが15本くらいで、使えそうなのは5本くらいかな(笑)。

会社も作って、あと、本当はもう一人くらい一緒にやってくれるプログラマーがいたら最高ですよね。今のこの環境では作れないものも多いので、いろんな大人たちの協力が必要です。

――最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。

この(コロナ禍による)自粛で芸人が怖いのは、自粛が明けた後に、劇場がガラ空きになることだと思うんで、ぜひ「ライブに行きたい」という気持ちを忘れずに、自粛が明けたら、劇場に来て欲しいです。そして、今は、いろんな芸人がYouTubeをやっていますので、よかったら見てください。

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May 24, 2020 at 06:43PM
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