若手音楽家の登竜門として知られるスイスの「ジュネーブ国際音楽コンクール」のチェロ部門で、ドイツ在住の上野通明さん(25)が優勝しました。この部門で日本人が優勝するのは初めてです。
ことしで75回目となる「ジュネーブ国際音楽コンクール」では、28日夜、チェロ部門の決勝が行われました。
審査の結果、ドイツ在住の上野通明さんが優勝しました。
3人が進出した決勝で、上野さんは、オーケストラとともにルトスワフスキの「チェロ協奏曲」を演奏しました。
会場は、厚みのある豊かな音色で包まれ、観客から大きな拍手が送られました。
「ジュネーブ国際音楽コンクール」でチェロ部門は、今回が15回目となりますが、この部門で日本人が優勝するのは初めてです。
上野さんは、幼いころ、世界的なチェロ奏者、ヨーヨー・マさんが演奏する映像を見たことからチェロに関心を持ち、5歳から習い始めたということです。
上野さんは、これまでも国内外のさまざまな音楽コンクールで入賞し、現在は、ドイツのケルンを拠点に活動しています。
上野さん「あたたかい雰囲気の中で気持ちよく弾けた」
優勝の発表のあと、上野さんはNHKなどの取材に対し「ファイナルに残れたのは運がよかったとしか言いようがありません」とコンクールを振り返ったうえで「大好きな曲を弾けたので十分幸せだったのですが、それがいい結果に結び付いて、本当にラッキーというか、応援していただいた皆さんのおかげです。あたたかい雰囲気の中で気持ちよく弾けたのがすごくうれしかったです」と喜びを語りました。
また、コロナ禍での演奏活動について「音楽家として生きていくのに、演奏の機会を得るだけでもすごく苦労しています」としたうえで「世界中の人々に聴いていただけるようなチェリストになるのが夢なので、その第一歩としてこのような賞をいただき、すごくうれしいです」と話していました。
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